空音遊(くうねるあそぶ)のブログ

古民家宿・空音遊(くうねるあそぶ)主人の日記です。
自然や人とのふれあいから、日々感じる事をお伝えします。

夕焼け雲の詩 2008年08月02日

今年の夏はスカッと快晴!と言う日がなくて、常に雲があります。
その割にはまったくと言ってよいほど雨が降りません。
夕立がないのに、風にはほのかな秋を感じる。
地球は常に動き続け、季節はどんどんと移り変わっていることを感じる。

夏休みに入ったのですが、久々にゲストがいませんでした。
日中は普段できていない箇所を掃除。
ほどほどで終わりにしてゆっくりハガキを書き、良書を読む。
眠くなったら昼寝もする。
雲を眺め、風を浴び、光を感じていると様々な想いが浮かんでくる。

空音遊は何もない宿であり、空っぽになれる空間。
僕自身がどんどんと空っぽになっていくことが分かる。
本当に必要なことは色々な知識を身に付けることではなく、こうして自然を感じ、人々の温もりを感じながら生きていける事。

全く空っぽにはなりきれないけど、空っぽになった時には生まれたての赤子のように、この世に僕一人にしかできない与えられた役割に気付く、いや思い出すのかな。

大人になるにつれ賢くなっていくかのようだけど、実は自分自身にどんどんと殻を重ね、世の中のあらゆる障害から身を守るために壁を築いて、いつの間にか自分自身の心の中も見えなくなってしまっている。
本当は知っているのだけど、知らないふりをする。
厳しい現代を生き抜くために、人間が必然的に自己防衛本能を働かせているかのようです。

空っぽの場所では日々のそんな殻を突き破って心を開放し、ポカポカとした心の温かさを感じながら人と人として、心とこころで向き合える。つながりあえる。
人が人らしくなれる。
当り前の人間としていられる。

いままで出逢った全ての人。
これから出逢えるすべての人々。

縁ある人々に生きる喜びと楽しみを感じてもらい、ほんの少しだけそのおこぼれを分けてもらえばよい。
そんな空間であり、そんな生き方をしていけばよい。

夕焼けに染まる雲がそんなこと教えてくれた気がします。
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